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健康

関節が痛い…その症状は"偽痛風"かも。当てはまる症状をチェック!

痛風に似ている関節炎で、痛風ではない「偽痛風」とよばれる病気について調べてまとめたものです。痛風原因となる尿酸はレントゲンに写し出すことができませんが、偽痛風の結晶ならレントゲンにうつすことができます。偽痛風の原因となっている結晶とはどういうものなのか?偽痛風についてみていきましょう。

目次

偽痛風についてご存知ですか?
偽痛風について
偽痛風の症状について
偽痛風の原因について
偽痛風の検査と診断方法について
偽痛風の治療方法について
60歳以降も筋力を意識した運動を

偽痛風についてご存知ですか?

偽痛風という病気を知っていますか?痛風なら聞いたことがある、という方も多いと思うのですが、偽痛風というのはあまり知られていません。

偽痛風の発作は、痛風と似た発作の症状であることから、「偽痛風」といわれている病気です。あまり耳馴染みのない症状ですが、ここではそんな偽痛風について解説をしていきます。

偽痛風について

痛風の関節炎の原因は、尿酸結晶によるものですが、偽痛風は、この尿酸結晶が原因とする以外の、関節炎を「偽痛風」というのです。偽痛風原因や症状についてみていきましょう。

偽痛風とはどんな病気なのか

痛風は尿酸結晶を原因としている関節炎ですが、偽痛風は主に、ピロリン酸カルシウムとよばれるものが蓄積することで、関節炎が起こります。これをピロリン酸カルシウム二水和物結晶沈着症といい、偽痛風としています。偽痛風の発作の症状には、前触れもなく突然に関節や関節周囲が急性炎症を起こします。

発症年齢について

偽痛風の発症しやすい年齢は、60歳以降のご高齢の方にみられるようです。男女比での発症の差がみられず、痛風が男性にみられるのに対して、偽痛風は女性に多く見られます。痛風の発症年齢より高い年齢層で偽痛風の発症が増しているようです。

偽痛風の症状について

痛風よりご高齢の方で発症がみられる「偽痛風」ですが、関節炎以外には、どのような症状があるのか?詳しくみていきましょう。

好発部位はどこなのか

偽痛風の症状でみられる部位は、全身のさまざまな関節や関節周囲でみられます。関節や関節周囲の肩や肘、手首、手の指の関節、股関節、膝、足関節、足の指の関節などに偽痛風の関節炎の症状がみられますが、首の関節にも症状が現れ、首が回らなくなる、急性の症状などが珍しくみられるようです。

偽痛風の発作は、症状が全身に見られるものですが、同時に様々な関節に出現するのではなく、主に一か所の関節に限定してみられることが多いようです。発作は頻繁に出現することは、あまりないようですが、2年から3年後などと、忘れた頃に別の関節部位に出現することがあるようです。

「偽痛風」の関節の症状は、リウマチのように序所に、多くの関節に炎症が増えていくものではないようです。

腫れの症状

偽痛風の発作では、急な痛みを伴い腫れが出現します。腫れは赤みを伴った腫れであるようです。急激な赤みを伴う痛みや腫れは、偽痛風の可能性があります。

痛みの症状

複数の関節に炎症が出現することもありますが、偽痛風にみられる関節炎は、主に1ヶ所で起こる単関節炎であり、関節が腫れ、痛みがでてきます。多くの場合、患者サイドが訴える痛みには、膝、手首、それ以外の大きな関節などでみられるようです。急な発作による突然の痛みが、特徴的といえるかも知れません。

腕や脚などの関節に、こわばりも伴った痛みがでることもあるようです。この場合の症状は長期的になり、慢性的に長引くこともあります。関節リウマチや変形関節症と似ているといえるようです。
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熱感の症状

急な関節炎の炎症である偽痛風では、痛みや赤みを帯びた腫れ以外にも、全身倦怠感や熱がでる場合もあります。痛みや腫れ、倦怠感や熱が2、3日から14日間程続き、その後の症状は一定期間ほど治まりをみせます。

偽痛風の症状で、新たに発作が出たりする可能性があるようですが、次に新たなの発作がでたとしても、2、3年間後に発作の出現がみられ、それまでの期間は、偽痛風の症状は現れないことが多いようです。

痛みがない場合もある

ピロリン酸カルシウム二水和物結晶が、関節部分に多く沈着しているのに、痛みの症状がでない報告もあるようです。偽痛風は痛風と比べると、発作の症状としてはひどくないといえるでしょう。

偽痛風の症状は一度治まると、次の発作に至るまでの間、痛みをほとんど感じない人もいるようです。痛風とは違い、尿酸結晶の硬い塊の痛風結節はみられないようです。

偽痛風の原因について

ピロリン酸カルシウム二水和物の沈着が関節炎の原因とされている中で、頸椎の上からふたつめの軸椎の歯突起周囲にピロリン酸カルシウム二水和物が沈着すると、痛みや発熱以外に、激しい頭痛や炎症反応が高い数値で出現することがあるようです。

偽痛風であると診断するためには、化膿性脊髄炎やリウマチ性多発筋痛症などとの、識別をしなければならなくなるようです。

偽痛風の原因を誘発するものとして、関節に生じた外傷や肺炎、心筋梗塞、外科手術など、体に大きな負担が起きた場合に、発作として誘発されることが特徴として考えられています。偽痛風の原因について詳しくみていきましょう。

血中のマグネシウムの異常

ピロリン酸カルシウム二水和物の沈着は、副甲状腺ホルモン過剰(副甲状腺機能亢進症)などの病気で、血液中のマグネシウムの数値が異常に高くなる人や、逆に低マグネシウム血症のために、血液中のマグネシウムの数値が異常に低くなる人などの、マグネシウム含有量の異常によることも要因だとされています。

マグネシウム含有量異常以外では、ヘモクロマトーシスとよばれる鉄の濃度が異常に高い人にも、ピロリン酸カルシウム二水和物の沈着がみられるようです。

ほとんどが原因不明?

偽痛風の起こす関節炎で、なぜピロリン酸カルシウム二水和物の結晶が、人の関節に沈着し、発作が出現するのか、詳しいことはわかっていないようです。偽痛風の発作は、治まりをみせることで、無症状の状態になります。

ただし、偽痛風の発作を誘発するものについては、さまざまなことが言われていているようです。ご高齢に発症する方が多いため、年齢によるものも要因の一つであるといわれています。

加齢による可能性

偽痛風の原因として、加齢も原因のひとつであると考えられています。偽痛風がご高齢の方に多くみられるように、高齢になってくると、関節の中の軟骨にでてくる、ピロリン酸カルシウム二水和物が増えてくるためだといえます。

ご高齢の方で、長時間歩いたという方や、軽い怪我などをされたことが要因となり、偽痛風の発作を起こしたとの報告もあるようです。

遺伝性の可能性

偽痛風の原因として加齢によるもの以外に、遺伝性の可能性も考えられています。痛風は遺伝やアルコールなどの食生活が大きく影響しているのですが、偽痛風には血液検査なでも見つかるような異常がみられないことが多いようです。

偽痛風は遺伝性の可能性と、連続的ではないが、一定期間をおいて繰り返すもの、色々な疾患や外傷によるものなどに分類されているため、遺伝性の可能性も少なからずあるといえるでしょう。

副甲状腺機能亢進症での可能性

偽痛風の原因である、ピロリン酸カルシウムの結晶ができることで、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症を引き起こす原因となる場合があります。

副甲状腺を手術することがある場合、術後に偽痛風を発症するものとしては、手術の前から関節内にピロリン酸カルシウムの結晶が沈着していたと考えられます。手術の後に、急激にカルシウムが低下したことが要因となり、偽痛風の症状が出現し発作が起こるとされています。

原発性副甲状腺機能亢進症の方では、関節内に6%から10%程度の割合で、関節内にピロリン酸カルシウムの結晶が沈着しているといわれていて、ピロリン酸カルシウムの結晶が沈着してる可能性は、加齢と共に割合が増加する可能性が高くなるようです。

手術などをおこなった後に、偽痛風の発作が起こるのは、ピロリン酸カルシウムの結晶の沈着がある方の中で、発作が出現する可能性としては、わずか数%といわれています。

偽痛風の検査と診断方法について

偽痛風の原因とされるピロリン酸が、肝臓で分解できなくなると、血液中のカルシウムと結合し、ピロリン酸カルシウムの結晶ができるのですが、この結晶が関節や軟骨などに沈着することで、炎症を起こす状態になります。ピロリン酸カルシウム結晶が沈着した、偽痛風の診断方法についてみていきましょう。

血液検査でその他の病気を除外する

偽痛風の発作を起こすと、化膿性関節炎や痛風、関節リウマチなどの関節の炎症と似ているため、血液検査で尿酸を確認する必要がでてきます。

尿酸を確認することで、痛風やリウマチなどを除外していくことができ、偽痛風であるとの診断がしやすくなるからです。また、血液を培養し、ピロリン酸カルシウム結晶がみられないかどうかを、検査することで診断の確定ができるようにしているのです。

X線写真で結晶を確認する

偽痛風の診断として、レントゲン撮影などが用いられます。痛風の原因である尿酸結晶は、レントゲンで撮影することができませんが、ピロリン酸カルシウム結晶は、レントゲン撮影で確認ができる結晶なのです。

レントゲン撮影で、関節の軟骨に石灰化したものが確認できれば、ほぼ偽痛風であると診断できるようでうす。また関節穿刺液と併せて検査をすることで、診断確定に繋がるようです。

関節穿刺での確認方法は、炎症を起こしている部分にある関節液を、針で抜き取ります。抜き取った関節液を、結晶を確認できる偏光顕微鏡を用いて検査をすることで、通風の原因である尿酸結晶と、偽痛風の原因であるピロリン酸カルシウム結晶とを、区別することができるのです。

偽痛風の治療方法について

偽痛風の発作で炎症を起こした関節などは、問題なく治癒に至ることもあるようです。関節に残る損傷が大きかった場合には、関節が破壊されてしまうため、関節が破壊される進行性のシャルコー関節とみられてしまうこともあるようです。

痛風の治療に用いられるお薬などには、どのようなものがあるのでしょうか?内服や関節の損傷が大きい場合の手術方法についてみていきましょう。

非ステロイド性抗炎症薬で痛みを緩和

偽痛風の発作を起こしている状態では、赤みを帯びた腫れや痛みが伴うため、非ステロイド性抗炎症薬を使いながら、できるだけ炎症をおこしている部分を、安静にさせる局所安静をとります。非ステロイド性抗炎症薬で痛みと炎症を和らげる効果が期待できるものです。

副腎皮質ステロイド薬の投与

偽痛風の発作症状では、化膿性炎症などの、感染性がないものだと確認できれば、副腎皮質ステロイド薬のひとつである、コルチコステロイド薬などの、ステロイドを関節の中に投与することが効果的であるとされていますが、ステロイドを投与する場合には、水溶性のステロイドが好ましいようです。

生活習慣を見直す

偽痛風は発作を起こさない状態では、血液検査などでの確認ができない病気ですので、予防が難しいとされていますが、関節に生じた外傷や肺炎、心筋梗塞、外科手術などで、誘発される可能性があることから、日頃の食生活や生活習慣の改善をすることで、誘発するものを予防していきましょう。

人工関節置換術のリハビリ看護方法について

偽痛風の発作などの症状では、関節が破壊されていることがあり、重度であれば、人工関節置換術といわれる、関節の手術を行う必要がある可能性もでてきます。

人工関節置換術とは、損傷して機能回復が難しいと判断された部分を、手術で取り除き、手術で取り除いた部分に、関節の変わりとなる人工関節に置き換えます。人工関節置換術をうけることで、これまでの痛みが軽減できる可能性が高くなり、行動の制限がなくなる可能性がUPします。

手術後は、リハビリテーションでの、人工関節の周囲の筋肉などの強化や、関節が動くことのできる範囲を回復させるなどの、機能性の回復につとめたリハビリが必要になります。家族の看護方法については、個人別に必要な補助がかわってくるため、きちんと医師などの指導に従うようにしましょう。

60歳以降も筋力を意識した運動を

偽痛風とは、痛風や化膿性関節炎などと症状が似ていますが、突然の痛みなどがあり、赤みを伴う腫れがみられる関節炎は偽痛風の可能性があります。気になる症状がでた場合は、早めに医療機関の受診をしましょう。

偽痛風は血液検査などでは、事前に確認ができないものですので、偽痛風の発作を引き起こす可能性のある甲状腺などの、病気を抱えている方では、手術に伴い出現する可能性が少なからずあるようです。

人工関節置換術などを受けた場合では、普段運動されていた方と、されていない方とでは、筋力の回復に差が出る可能性がでてくるかも知れません。60歳以降の日常生活を快適に過ごすためにも、普段の生活習慣にも気を使い、適度な運動をとりいれることは大切であると言えるでしょう。

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